
こんにちは♪
ふくしは、今まで介護施設や幼稚園、保育園で働いてきました。
福祉の仕事に携わってきたふくしが、今までの保育現場や、介護現場での経験や日常を、
ゆる〜くつぶやいています(^^)
私生活では、5歳男の子、0歳女の子のずぼらママです(^^)

今日は祖母の話
おばあちゃんは、スーパーヒーロー!?

ふくしは幼少期、一緒に暮らしていた祖母がいました。
共働きの両親にかわり、ふくしの面倒をみてくれて、
いつもにこにこと優しい祖母(^^)
そして、おもしろい祖母でもありました。
祖母の話はこちらもみてください(^^)↓↓

祖母は農家の子どもとして生まれ、
幼少の時から、田んぼや、畑仕事を手伝っていたそうです。
そんな祖母でしたので、農家をやめた後も、
家の畑で野菜を作ったり草むしりをしていました。

時々、ふくしの父も手伝っていましたが、
数時間でバテてしまう、、、
そんななか、祖母は顔色ひとつ変えず、
1日中、畑仕事や草むしりをしていました。
素晴らしく忍耐力がある祖母!
小学生だったふくしは聞いたことがあります、
ふ「ねーねー!おばーちゃんは、何でずっと草むしりをしていられるの?」
祖母「農家だったからね、コツコツやることは、慣れとるよ」
ふ「でも、お父さんのほうが力もあって大きいのに、すごく疲れてたよー!」
祖母「疲れない身体の使いかたがあるのさ、身体に染みついているわ」
その話を聞いて、当時のふくしは、
「疲れない身体!?」
すごいな!!
おばあちゃんは、スーパーヒーローみたい!と思っていました!
結婚相手は、けんたくん!?

祖母はよく、
「農家の人は我慢強く、忍耐強い」
「コツコツひとつのことをやり続ける」
「人や自然に優しい」
「あんたも、そんな人と結婚しなさい」
と話していました。
当時のふくしは、ふーんと聞くだけ、、
両親が共働きだったので、祖母が恋の相談相手!!
ふ「おばあちゃん、私ね好きな人ができたの!」
祖母「ほー、どんな人なんじゃ?」
ふ「○○くん!すっごい、かっこいいの!」
祖母「どこが、かっこいいんじゃー?」
ふ「んーとね、んーと、顔かな!!!」
小学校の時なんて、顔がかっこいい!可愛い!
の話しで盛り上がりますよね(笑)
しかし、祖母は必ず、
祖母「あんたな、顔はね、ついていればいいでしょ」
ふ「ヘ?」
祖母「顔には、だいたい目や鼻、口がついとる」
「みんな、同じものがついてるわ」
「それは、みてわかるだろう?」
「だから、顔はついていればいいわ」
ふ「えーなにそれ!?よく、分からないよ」
祖母「目にはみえない、中身をみなさい」
「忍耐強く、人や自然に優しい人を」
「農家の人は、そんな人がおおいよ」
そして、少し考える祖母、、、
祖母「けんた君が、いーな!農家の孫じゃろ!結婚しなー!」
勝手に結婚相手を決める祖母(笑)
ふ「けんた君、すぐいじわるするから嫌ー!」
真面目に答える若きふくし(笑)
祖母「そうか、、農家の人で悪い人はおらんけどな、、」
これが口癖だった祖母、、、

その後も、ふくしが誰かを好きだ!付き合った!ふられた!などを繰り返すたび、
「農家の孫のけんた君と結婚しなー!」と言われました(笑)
いやいや、そもそも、けんた君にも選ぶ権利はあるわ(笑)
けんた君は、ふくしを好きではない(笑)
農家の人と付き合った!?

月日はたって、ふくし大学生!
そこで、同じく大学生だった旦那と出会いました。
付き合ってる時、ふくしの家に遊びに来た旦那が、たまたま庭の草むしりをはじめました。
もともと、自然が好きな旦那なので、ふくしの田舎の環境を、すぐに気に入り、ずっと庭いじり(笑)
その時、ちょうどデイサービスから祖母が帰宅。
この頃には、祖母は認知症も進んでいて、
週に3回デイサービスに行っていました。
草むしりや草木を運ぶ当時の旦那の姿をみて、
農家の人と勘違いする祖母(笑)
否定するふくしの話も、
全く聞いてない(笑)
テキパキ草木を運ぶ旦那をみて、
祖母「良い動きをしてるわ!あんた、いい人を選んだね!なかなか立派な農家の男じゃ!」
と、べた褒め(笑)
デイサービスのスタッフさんにも、孫の結婚相手だと、紹介しだす(笑)
⚠当時、旦那はただの大学生
でも、久しぶりにとても嬉しそうに話す祖母をみて、
それ以上、否定することはやめました。
それから数年して、祖母は他界、、
結局、最後まで祖母はふくしの旦那を農家の人だと思っていました。
大人になっても思い出す

結婚して、子どもができて忙しく生活していても、
時々、祖母の言葉を思い出す、、、
「目にはみえない、中身をみなさい」
「忍耐強く、我慢強い人」
「人や自然に優しい人」
「農家の人はそんな人がおおいよ」
旦那は今も、農家ではないです。
でも、自然や人が好きで、家の草木の手入れをしたり、
子どもたちと庭の芝生でよく遊んでくれます。
そんな姿をみて、
おばあちゃん、農家の人ではないけど、人や自然に優しい人と結婚できたよ、、
と心の中で話しかける。
きっと祖母も、本当は農家じゃなかったと知っても、「良い人を選んだね」
って笑って言ってくれるだろう、、
いや、また、
けんたくんにしーや!と言うだろうか(笑)
祖母の言葉は何故か大人になってから思い出す、、、
子どもの頃にはよく、わからなかった言葉や話、、
祖母の言葉は、奥がふかい。
そして、胸の中にいつまでも残っている。
みなさんも、忘れられない言葉ってありますよね(^^)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました