保育士必見【子どもの噛みつき】原因は?現役保育士が教える!正しい対応方法 !

子ども 噛みつき
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ふくし

こんにちは♪

ふくしは、介護福祉士、保育士、幼稚園教諭、おもちゃインストラクターの資格をもち、
デイサービス、老人ホーム、幼稚園で働いてきました♪
現在は、保育園で働いています♪

福祉の仕事に携わってきたふくしが、今までの保育現場や、介護現場での経験や日常を、
ゆる〜くつぶやいています!

私生活では、5歳男の子、0歳女の子のずぼらママで、趣味は漫画を読むことです(^^)♪

ふくし

今日は「子どもの噛みつき」の話

目次

【子どもの噛みつき】どう対応する!?

子ども

1歳〜3歳前後の小さなお子さんにみられる
「噛みつき」「ひっかき」「押す」などの行動、、、

保育園では、
1歳・2歳児クラスで最も多くみられます!
【1歳児に多いトラブル噛みつき】

ふくしも、保育園で噛みつきなどのトラブルがあり、
何度も悩んできました!

噛みつかれた子も、噛みついた子も、
どっちも辛いこと、、

うさぎ

何で噛みついちゃうの?

今回は、現役保育士のふくしが、
【子どもの噛みつき】
原因や応急処置!正しい対応方法 をお話します!

こんな人におすすめ記事♪

◆子どもの噛みつく・押すなどのトラブルで悩んでいる
◆事前の防ぎ方法
◆保護者への対応方法

ふくし

噛みつきの特徴をしって、
事前に防ごう!
参考にしてね♪

【噛む・押す・ひっかく】原因は?

言葉で伝えられない

子ども

噛み付く・引っかく・押すなどのトラブルが多いのは、
1歳〜3歳前後の子ども。

この頃、子どもに自我が芽生えてきて、
「あれがしたい」
「これがほしい

と、欲求が出てきます!
しかし、この年齢は、
その欲求を上手に言葉で伝えることができない

「おもちゃが欲しい」
「外で遊びたい」
「○○ちゃんと遊びたい」


など、気持ちが言葉でうまく出ないで、
お友達を噛んだり、引っかいたりの行動で表現してしまう

【声かけポイント】
「これがほしかったのね」
◆「もっと遊びたかったのね」
◆「後でお外に行こうね」

など、
子どもの気持ちを保育者が受け止め共感し、言葉にしてあげよう!

興味・関心・甘えから

子ども

友だちとトラブルもなく、
近くにいる子を噛み付いてしまう子もいます!

これは、他者に対して、興味・関心があり、
「関わりたい」という気持ちからくるもの!

「おはよう」の挨拶代わりに噛んでしまったり、
友だちや先生の気をひこうとして、
押したり、引っかいたりしてしまう!

また、甘えからくる行動でもあります!
寂しい気持ちや、甘えたい気持ちの表現として、
保育者のことを噛んでしまうこともよくあります。

噛む・引っかく・押すの行為は、
「痛くて嫌だ」ということを伝え、
別のスキンシップを根気よく伝えていこう!

【例】
◆手をつなぐ
◆膝の上に座る
◆ハグをする

防衛方法

子ども

友だちや先生が、目の前を通っただけで、噛み付く子もいます。
一見、なんにもないように思えることも、
その子には、
「こわい」
「おもちゃをとられる」
「邪魔された」

などの恐怖の気持ちがあり、
自分を守るための行動の1つ!

また、体調が悪い時、環境の変化でイライラしている時なども、
「近づいてほしくない!」
の気持ちから、噛む子もいます、、

子どもの、
体調や、環境の変化などをしっかりと把握することが大切!!

対応方法

うさぎ

噛みつきがあった場合、
どう対応すればいい?

冷やす

噛まれてしまった、引っかかれてしまった場合は、
すぐに患部を流水などで冷やします!
そして、タオルでまいた氷のうなどで、
患部を抑えましょう!

※噛まれてすぐに患部をもむと、内出血をひどくしてしまうのでNG!

◆内出血が止まったら、ホットタオルなどで患部周辺を温めると、
 血流が良くなり回復力が高まる

気持ちに寄り添う

保育士

噛んでしまった子、噛まれてしまった子、
両者の気持ちに寄り添ってあげましょう!

【噛まれた子】

「痛かったね」
「びっくりしたね」
「止められなくてごめんね」

と、声をかけ痛い気持ちに寄り添ってあげましょう。

「○○ちゃん、上手にお話できなかったの」
「一緒に遊びたかったんだね」

と、その子がいじわるで噛んだわけではないこと、
上手く言えなくて噛んでしまったことを伝えてあげましょう。

【噛んだ子】

「このおもちゃ使いたかったの」
「取られると思っちゃたの」

と、怒らずにその子の気持ちに寄り添ってあげましょう!

すぐに怒ってしまうと、
「自分のことは誰も分かってくれない!」
と、ますます子どもの気持ちは不安定になります!

噛まれて泣いている友だちをみて、噛んでしまった子も動揺しています、、
少し落ち着いてから、
「噛んだら痛い痛いよ」
「やめてって言ってみようね」
「このおもちゃが欲しかったのね」
「困った時は、先生が助けてあげるからね」

と話してあげましょう!

噛むことが「手段」になっている子どもに対して闇雲に怒っても、
なかなか噛むことはやめられません!
「なぜ噛んだらいけないのか」
「噛む以外の方法」

を話し、伝えていくことが大切!

ふくし

両者の気持ちに寄り添うことを大切に!
根気よく伝えていくことが重要!

「噛みつき」を未然に防ぐ為には環境が大事

保育室
ふくし

噛みつきなどのトラブルが減らない場合、
まず環境を見直そう!

おもちゃの数や遊ぶ場所を見直す

おもちゃの数が少ないと、
みんながそれを欲しがって、トラブルになります!
おもちゃを十分に用意したり、
コーナーを作って、それぞれが好きな遊びをできる少人数での活動を取り入れよう!

ゆったりと遊べる空間作り

ガヤガヤとうるさい部屋の中では、
子どもも落ち着きがなくなったり、不安定になります!
子ども達の好きな曲をかけたり、
ゆったりとした気持ちで過ごせるように工夫しましょう!

ストレスをためない

座っているばかりの活動では、子どももストレスがたまったり、
体力が余っている場合など、トラブルになりやすいです!
天気が良ければ散歩に行く、音楽をかけて体操するなど、
身体を使った遊びを取り入れましょう!

時間帯を把握

時計

もっともトラブルが多い時間帯は、
自由遊び中!
子どもたちが遊んでいるときは、目を離さないように

おもちゃの取りあいなど、
トラブルが起きそうな時には、子ども達を離します。
そして、
「このおもちゃを、使いたかったのね」
「でも、○○ちゃんも、このおもちゃ使いたいんだって」

「あとで、貸してもらおうね」
と子ども達の気持ちを代弁してあげましょう!

保育者が自分の気持ちを共感、共有してくれることで、
子どもの気持ちは落ち着きます。


これを繰り返すことで、同じようなトラブルが起きたさい、
子どもは、まず保育者に欲求を訴えるようになり、
友だちを「すぐに噛む」などの行為が減っていきます!

また、
活動と活動の合間の時間も、噛みつきトラブルが増えます!

【例】
○外から帰って、手を洗う
○遊び終わって給食の準備をする
○活動が終わってトイレに行く

周りがバタバタとしている時間は注意が必要!

保育者や周りの友だちが忙しくバタバタしていると、
子どもも不安定になり、噛みつき、引っかきなどの行為がふえます!

職員同士の連携

手を合わせる

保育者同士で声をかけあいながら、
連携をとって保育をしましょう!

噛みつきや、引っかきなど頻繁にみられる子どもの側には、
必ず保育者がいる!
側を離れる時も、声をかけあいます!

また、その日の保育内容を話し合い、動きを共有し、
保育者がバタバタする時間をなくしましょう!

保育内容や子どもの状態など、情報交換をし、
職員が連携し未然にトラブルを防ぐ為に取り組むことが大切!

保護者への対応

保育士

保育者は、噛んだ子、噛まれた子
どちらの保護者にも、トラブルを防げなかったことを謝罪します!

【噛まれた子の保護者】
「今日、おもちゃで遊んでいた際にお友だちに腕を噛まれてしましました」
「保育士が付いていたのに、防げずに申し訳ありません」
「腕はすぐに冷やして応急処置をしていますが、まだ跡が残ってしまっています」
「今後は十分に気をつけてみていきます、申し訳ありません」

と、噛まれた経緯、応急処置、その後の怪我の状態について伝え、謝罪します!

「噛んだ子は誰ですか?」
と、知りたがる保護者の方もいますが、
あくまでも防げなかった保育士が悪いことを伝え、謝罪しましょう!

【噛んだ子の保護者】
「使っていたおもちゃを、お友達が貸してほしくて手を出した時に、噛んでしまいました」
「保育士がついていたのに、止められずに申し訳ありません」

と、経緯をしっかりと伝えましょう!

そして、
「○○君は取られると思って嫌だったんだよね」
「今度は噛まないで、やめてって言ってみようねと伝えています」

と、その子の気持ちや思いも伝えてあげましょう!

「噛んでしまった」
という否定的な言葉だけを伝えると、
保護者の人は
「なんで、うちの子が!?」
と自分を責めて悩んでしまいます、、
時々、
「愛情不足が原因ですか?」
と思い詰める保護者の方もいます、

噛んでしまうのには、
必ず理由があります!

決して愛情不足が原因ではなく、
その子なりの思いや気持ちがあったこと、
それを上手く伝えられない年齢で、どの子どもにもおこるということを、
しっかりと伝えてあげましょう!

◆保育者の対応がいい加減だったり、説明不足があると、保護者の中に不信感が残ります!
しっかりと説明、謝罪をしよう
◆噛んでしまった子、噛まれてしまった子、
どちらの保護者も辛いことを理解し、気持ちに寄り添うことが大切

まとめ

子ども

今回は、
【子どもの噛みつき】
原因や応急処置!正しい対応方法 をお話しました!

噛みつきが続くと、
両者の保護者は、
「なんでうちの子が!?」と悩み、
保育者も
「とめられなかった、、」と苦しむことになります、、

しかし、噛みつきは、
子どもの欲求の表れ!
欲求が出てきたことは、
成長の証でもあります!

噛み付きや引っかきは、ずっとは続きません、、
大きくなり、自然となくなっていきます!

気持ちを上手に伝えられるようになるまで、
長い目で根気よく付き合っていきましょう!

今回の内容が、
少しでも参考になれば嬉しいです(^^)

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ふくし

まずは環境をしっかり整えていこう!

ふくし
幼稚園教諭→祖母が認知症→介護の道へ→介護福祉士取得→約10年の在宅介護を経験→現在は保育士として働く、7歳と2歳のずぼらママ♪少女漫画大好き♡福祉に携わってきた経験をもとに【保育】【子育て】【介護】の情報を発信しています♪
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